今、医療界における最も大きな話題の1つが「新専門医制度」です。
2017年から日本専門医機構(一般社団法人)が制度を統括することで開始され、2020年より、新制度による「新・専門医第一期生」も誕生します。
「新専門医制度」は、若い医師にとってはもちろん、現在第一線で活躍されている医師の皆さんにとっても無関係ではありません。
今後はより、専門医取得・更新にとって、有利な環境が求められていくことでしょう。
より良い環境へ飛び出すことで「より良いキャリアデザイン」も可能になります。
今回はそんな「専門医を取得・更新できる病院」の転職・転職事情と具体的な方法をご紹介致します。
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専門医の取得条件は?
専門医資格を取得するためには、所属する学会から認定を受けなければなりません。
その条件は、学会ごとに異なりますが、必要な症例数を経験し、求められる論文を提出することが一般的な条件です。
専門医を取得するということは、その分野のスペシャリストとして認定されるということ。
医師として、ある程度の見識や経験が求められます。
ただし、専門医取得を目指す方にとって、すべての医療施設が最適な環境というわけではありません。
必要な症例を回してくれなかったり、教育環境が不十分なケースもあります。
キャリアプランニングの観点から考えますと、専門医取得にとって、より有利な環境を求めていく姿勢が大切になります。
専門医の更新条件は?
専門医の更新条件をチェック
2017年の新専門医制度のスタートに伴い、「専門医資格の更新基準」も変化します。
詳しくは、各学会のホームページをご覧いただきたく思いますが、標準的な医療提供目的とした「各領域における活動実績」も、更新の要件に加えられる方針となっています。
具体的な、専門医の更新基準としましては「勤務実態」「診療実績」「補習受講」が柱となっています。
専門医資格を失うとどうなるの?
専門医をお持ちの方の中には、激務などによってその更新を忘れてしまうケースや、更新に間に合わないというようなケースもあるようです。
特に、在籍する医療機関が「更新基準を満たせる環境」で無い場合は大変。
症例数が足りない、あるいは自分のところに回ってこない。
指導医とうまくいかない(きちんと指導してくれないなど)。 勉強や、学会に参加する時間が取れない…。
このような理由によって、専門医の資格を失ってしまうと「収入が低下してしまう」というケースも多いようです。
そして実際に、「専門医の更新基準を満たすことが可能な環境」を探している医師は、多くいらっしゃいます。
専門医を取得・更新できる求人は自力で見つかる?
専門医の取得・更新ができる求人を、自力で見つけることはとても大変です。
専門医の重要性を理解し、そのためのフレームワークや環境をきちんと整備していない医療機関では、転職してから大変苦労することになります。
「転職先の良し悪しは運だ」というのはある意味では危険なことです。
大切なキャリアプランニングを運だけに任せることほど、愚かなことはありません。
しかし、もしも事前に「求人先の情報」を細かく知ることができたらどうでしょうか?
「求人先の労働環境」「症例数を回す体制」「専門医に対するサポートや待遇」などと言った情報が、事前に把握できれば、スムーズな専門医取得・更新が実現します。
実は、そのための手段として多くの医師に選ばれているサービスが「医師向けの転職サイト&エージェント」なのです。
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元コンサルタントからのアドバイス
専門医の取得更新基準を満たせる病院を探している医師は多くいらっしゃいます。
しかし、それだけでなく「専門医を探している病院も多い」ということを理解する必要があります。
現在の医療界は、比較的ゼネラリスト志向と言えますが、「各分野におけるスペシャリスト」の需要はとても高いのです。
しかし、小児外科をはじめとするいくつかの科目では、専門医(スペシャリスト)が不足している、というのが現状です。
このような現状に対して「専門医を積極的に育てよう」、「専門医を積極的にサポートする環境を用意しよう」という病院が少しずつ増えています。
このような医療施設こそ、目指すべき新天地として、大変魅力的な環境 と言えるでしょう。
そして、このような環境(求人)を見つける上で最も頼りになるのが「医師向けの転職サイト&エージェント」なのです。
まとめ
日本専門医制評価認定機構によると、 国内の専門医総数は、約30万人。
一方、国内の医師総数は、約31万人となっています。(参照:厚生労働省データ)
医師1人で、いくつもの専門医資格を取得しているケースもあるため、注意深くデータを見る必要はあります。
しかし、多くの医師がすでに、「ご自分の診療科をはじめとする専門医資格」を持っていると考えられます。
「専門医を取得していれば転職が有利になる」というのは正しいです。
しかし、別の見方をすればむしろ「専門医を取得していることは、転職における必須条件」になっているのが現状と言えます。
つまり、専門医資格を取得・保持していないと、今後のステップアップにも差し障りが出てくるということです。
ですから、お若い医師はなるべく早期に専門医の取得を目指すことが得策。
また、専門医を取得されている医師は、更新基準をきちんと満たす病院を探すことが重要といえるでしょう。
症例数やQOLに問題がある場合には、早めに対策を講じてください。
医局や医療施設の都合・人事に左右されていては、専門医の取得・更新に大きな悪影響が出る可能性もあります。
現在の職場に思い入れを感じ、あるいは恩義があるケースもあるでしょう。
しかし、それがキャリアの足かせになっている場合には、ご自分で道を切り開くことを真剣に考えなければなりません。
このような苦労は後々、キャリアの可能性を広げるための足掛かりになることでしょう。
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