エムスリーキャリアの口コミ・評判
エムスリーキャリアは、東証一部上場の医療関連ビジネス企業「M3,Inc.」と「SMS」が合体する形で誕生しました。
設立年度で見る限り、医師転職業界において後発に属します。
しかし、運営サイトの多彩さ、高水準なコンサルタントなど、老舗にも引けを取らないスペックを持ちます。
今回はそんな「エムスリーキャリア」の強み&弱みを、口コミや評判をもとにご紹介させていただきます。
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エムスリーキャリアの強み
1.今最も有望な成長株
エムスリーキャリア株式会社は平成21年(2009年)の設立。
しかし10年足らずで業界大手の規模にまで成長しました。
売上高で見ましても、2010年の14.3億円から右肩上がり、2014年には57.1億円を達成しています。
ソニーの社内ベンチャーが母体であるため、もともとノウハウが充実していたと考えられます。
2. コンサルタントの質が高い
エムスリーキャリアの急成長を支えたのが「高水準なコンサルタント」の存在です。
エムスリーキャリアのコンサルタントは全員「医療経営士3級」の取得者。
さらに、研修で全ての診療科のキャリアを把握するという徹底ぶり。
加えて、充分な人数のコンサルタントを用意しているようなので、会員1人1人に対する対応も行き渡っていたことが推察されます。
実際に口コミでも、エムスリーキャリアのコンサルタントに対する高評価な意見が目立ちました。
3. 運営サービスが多彩
エムスリーキャリアは医師のみならず、薬剤師のための転職支援サイトを複数運営しています。
特に「エムスリーキャリアエージェント」「m3.com CAREER」と、医師転職サイトを2つも運営している会社は少ないでしょう。
この他、研修病院探しをおこなう医学生向けサイトとして「m3.com 研修病院ナビ」も用意されています。
また、薬剤師のためのサイトも充実。薬剤師転職支援サイト「薬キャリエージェント」「薬キャリ」を皮切りに、薬学生向け就活サイト「薬キャリ1st」、ママ薬剤師向け情報サイト「薬キャリmama」と多彩です。
この他、キャリア情報系サイトも2サイトありますので、合計9サイトをフル稼働で運営していることになります。
このように、病院、医師、薬剤師、製薬会社など、医療界を繋ぎながら広域な情報基盤を作り上げたことで、急激に知名度を高めたのですね。
運営サービス、コンテンツの多彩さはエムスリーキャリアの大きな強みと言えるでしょう。
エムスリーキャリアの弱い点
1.上場以来、初の「減収」へ
2015年の4半期決算。エムスリーキャリアの運営サイト「MR君」が上場以来初の減収に転じたようです。
会社がいつまでも増収し続けることは通常はあり得ないので不安がる必要はありません。
しかし、場合によっては、急成長を続けてきたエムスリーキャリアが過渡期に入った可能性もあるため、今後を少々慎重に見守ることが必要かもしれません。
2.医療界に対する将来的なビジョンが弱い部分も
エムスリーキャリア株式会社の公式サイトで「目指す会社の姿」という項目があります。
2016年5月時点で見る限り、その中に「医療」や「医師」という言葉が一言も出てこない点は少々不安材料と言えるかもしれません。
もちろん、エムスリーキャリアのサービスは多くの医師に利用され、同時に信頼されています。
提供している情報の質も高いため、医療界に対する将来的なビジョンもある程度は見通しているはず。
しかし、後発ゆえに、社内ビジョンとしてのコンセプト共有が若干弱い部分があることも考えられます。
元コンサルタントからのアドバイス
エムスリーキャリア株式会社は医師転職の業界では後発組です。
しかし、破竹の勢いで急成長を遂げ、今や国内最大規模の医療関連サイトを複数ローンチするに至っています。
大変に素晴らしい実績である反面、現在「急成長した次にどのようなビジョンを描くか」という課題に直面しているように見受けられます。
これは、業種を問わず、急成長した会社に起こりがちな問題です。
この点については、エムスリーキャリアのサービス利用を検討されている方も注意深く見守っていく必要があるでしょう。
しかし、一時的に減収に転じたからと言って、サービスの価値や質が落ちたわけではありません。
相変わらず国内最大手の1つとして、いま現在も多くの会員に利用されています。
エムスリーキャリアは、転職を考える医師の皆様にとって大変頼りになるサービス・コンテンツが充実していますので、利用候補に加えても損はないかと思います。
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エムスリーキャリアのコンサルタントにインタビューしてきました
一番多い「医師が転職するきっかけ」を教えて下さい
キャリアプランやライフステージによっても異なりますが、「専門性を追求したい」「ライフイベントに働き方を合わせたい」といった理由で転職を検討される先生が多いと感じます。
専門性を求めるのは、現職で希望する症例経験が積めていないことに不満をお持ちのケースや、大学人事で望んでいた環境から離れてしまったケースなどが当てはまります。
こうした場合、専門領域の症例を積める環境や、師事を仰げるような人材が豊富にそろっている環境を求めて転職活動をされる先生が多いですね。
一方で、ライフイベント―例えば結婚や育児、両親の介護によって、働き方をゆったりとさせたいという先生方は、「勤務地を変えたい」「当直をなくしたい」「週4日勤務にしたい」など、場所や土地柄、労働条件を重視して転職を希望される傾向があるかと思います。
会員登録後の面談では、転職先の希望を持って行く必要がありますか?
転職先の希望を持ってくるというよりは、先生のご希望条件や転職の背景を十分にヒアリングし、その内容にあった医療機関を探しだした上で交渉しております。
先生のご希望条件は、「経営方針」や「症例の割振」「他科連携」など仕組みに関すること、「年収条件や職位」などの評価に関すること、「医療機材の購入」、「勤務日数短縮」「時間短縮勤務」など労働環境に関するものまで、多岐にわたります。
希望条件を明確に持っていらっしゃらなくても、弊社から市場の動向やキャリアに関する情報提供をさせていただくことで、転職先に求める条件を明確化させていくケースは多いですね。
印象に残っているエピソードを教えて下さい
印象に残っているのは、高度急性期の最前線から、比較的ゆったりとした亜急性期の病院へと転職された先生の支援です。
ご経験25年目で、悪性腫瘍治療がご専門の消化器内科医の先生でしたが、体力面でお悩みを抱えていらっしゃいました。
地域において亜急性期の医療機関が果たす役割の大きさや、医療制度の変化によって働き方がどのように変わっていくと予想されるかなど、できる限り詳細にお伝えし、最終的には転職を決意されましたが、医師が専門職であることを考えると、診療機能を下げることに先生自身戸惑われたことは想像に難くありません。
今後、診療圏の実情に応じて同様の転職をされる先生が増えると思いますが、「先生の選択」に強い想いを感じた支援でした。
他社さんと比べて優っている点を教えて下さい
コンサルタントの人数と専門性は同業他社と比較して高い水準にあると思います。
コンサルタントの人数が多いことで先生一人ひとりに丁寧に「求人の開拓」と「事前の条件調整」を行えます。
またすべてのコンサルタントが医療経営士3級を取得し、社内研修で全診療科のキャリアを学んでおりますので、転職市場の動向を踏まえた上で、先生方の「ご希望」や「専門性(専門医)の価値」を正しく理解できます。
結果として、医療機関との交渉に際しても、細やかに、専門的な知見から正確な情報を伝えることができるため、ミスマッチが少ない支援を提供できると考えています。
サイトを見ている医師の皆さんに一言
転職を成功させるために必要なのは、「振り返ったときに後悔をしない選択を行うこと」だと思います。
私どもが先生方の支援をさせていただく際は、「医師、医療機関、医療制度、患者」など複合な視点で情報をお伝えし、先生方が満足のいく決断をできるよう最大限支援させていただきたいと思っております。
現職に在籍しながらの転職活動はただでさえ苦労が多い上、転職活動をする中で、先生ご自身がお悩みになる場面も多いかと思いますが、転職事例や医療制度の動向など、当社が持っている情報をなるべくお知らせすることで、先生のお悩みが解消されたり、ニーズを明確にできたりすると思います。
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2025年に向けた変革の時代。
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