働き方改革が政策的課題としてあげられ、ニュースでも話題になっていますが、医師業界でも勤務医の超過労働時間など例外ではありません。
少し古い資料になりますが、2006年の国立保健医療科学院タイムスタディの調査結果では、過労死水準とされる月80時間を超える労働が当たり前のように行われています。
夜間の当直業務をこなしたあと、翌日も通常の勤務を行うことが珍しくはありません。
そのような状況でも、勤務環境が比較的良い病院に転職することは、過労を未然に防ぐ対策の1つになります。
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医師ジョブの強み
1)医師ジョブは、医療業界を中心に人材派遣を行っているクラシス株式会社が運営している医師の求人サイトです。
クラシス株式会社は、名古屋、横浜、大宮、宮城の各地に支店を持つ規模の大きな会社で、それぞれの地域にネットワークがあり、調剤薬局チェーンの草分けとして知られる「さくら薬局」も運営しています。
クラシス株式会社本体では医師だけでなく看護師や薬剤師の派遣も行っています。
このことは医療業界に精通したスタッフが揃っていることを示しています。医師に特有な不安もなく、安心して転職探しができます。
2)転職のポイントを細かく解説
医師として転職が初めてという人は何かと不安です。
医師ジョブサイトのトップページでは、転職における基礎知識や転職サイトを活用する上での注意点などが細かく解説されています。
文字数が多くて読みづらい印象もあるくらいですが、これを一通り読めば転職のノウハウがわかる仕組みになっています。
3)首都圏に絞った求人を持っている
全国展開をしているクラシス(株)ですが、医師ジョブに限っては、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉の一都三県)に絞り込んだ求人を扱うことで、より綿密でスピーディーな転職を可能にしています。
4)非常勤医師も募集
常勤だけでなく非常勤医師の求人もあり、医師のキャリアを積みたいという若い医師にも向いています。
医師ジョブの弱い点
1)地方の求人がない
首都圏に絞った求人を扱っているのはメリットでもありながら、地方の求人を扱っていないのはデメリットでもあります。
地方の医療機関で働きたいと考えている人には全く使えません。
2)ヒアリングを重視しているか明確でない
運営会社が看護婦などの医療関連の求人も取り扱っているので、それなりのノウハウや人脈はあると思われます。
ですが、担当スタッフがどれほど求職者のヒアリングを重視しているかがよく見えてきません。
転職にあたっては、時には医師の将来的なビジョンに応えていく必要もあるのですが、単に希望にあった当座の転職先だけを紹介することになりかねないか、不安が残ります。
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転職エージェントを探す際のポイント
医師の転職にあたっては、自分の希望を明確にし、それを十分にくみ取ってもらえる担当者がいるかが、よい転職ができるかどうかのポイントにもなってきます。
自分の目標に近づけるために、少々給与が安くても目的とする診療科に転職したいと考える人もいるでしょう。
もしくは、家族の事情で転職をせざるを得ない場合もあるでしょう。
同じような条件でも、将来を見据えた医師の転職と、やむを得ない転職では、交渉の仕方も違ってきます。
単なる人材派遣会社として医療機関と転職を希望する医師を繋ぐだけではないというのが、医師の転職を支援するエージェントの役割です。
まとめ
医師ジョブは、首都圏に特化した求人を扱うことで、転職後のアフタフォローも丁寧にできるようにしていることが特徴になっています。
非常勤、常勤を問わず、首都圏の各地に求人があり、公開してある求人を確認してから申し込みもできます。
もちろん、最初に希望条件を記入して登録をしておくこともできます。
公開されている求人は登録していなくても自由に見ることができ、検索機能も充実していることから、希望にあった求人があるか確かめてから登録ができるのはメリットです。
首都圏のみで、常勤の求人が多い傾向にはありますが、非常勤の勤務医の求人もたくさん掲載されており、 掛け持ちで空いた時間を有効に使いたいと考えている医師にも十分適応が可能です。
一方で、地方に転職を希望する人には向いていません。
全国展開をしているさくら薬局を運営しており、関西から東北までに支店を置くクラシル(株)が運営しているのに、個人的にはもったいないと感じてしまいます。
また、担当スタッフの資格等がわからず、丁寧なヒアリングをしてくれるのか、不安が残ります。
将来的に目標とする医師を目指して経験を積みたいという場合には、ホームページで転職時のノウハウが解説されているとはいえ、ヒアリング重視をうたっているエージェントのほうがよいかもしれません。
医師ジョブは、とにかく首都圏で転職を目指す医師にとっては、求人も多く、常勤も非常勤も充実した求人数を誇っており、役立つサイトだといえます。
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